MOSはMacでも勉強できる？独学で資格を取得する方法とは？

近年、デジタル技能はますます重要視されています。その中でも、Microsoft Officeスキルはビジネスや教育、個人の日常生活において不可欠な存在です。

では、Macユーザーの皆さん、Microsoft Office Specialist（MOS）資格はMacでも勉強できるのでしょうか？

答えはイエス！実際、Macをお使いの方でも、MOS資格を取得するための道は開かれています。

この記事では、MacでMOS資格を独学で取得する方法について、手順や効果的な学習のポイントを解説します。

MOS資格は、Word、Excel、PowerPointなどMicrosoft Office製品に対するスキルを証明するものですが、Mac環境下での学習も十分に可能です。

むしろ、Macを活用することで、より柔軟で効果的な学習を実践できるかもしれません。

この記事では、Mac上でのMOS資格取得に必要な手順や、オンラインリソース、実践的なヒントを提供します。

また、独学で資格を取得するためのモチベーション維持の方法や、成功するためのコツについてもお伝えします。

Macを使いながら、自分のペースでスキルを向上させ、MOS資格を手に入れるための道筋を、この記事で詳しくご紹介します。

独学で効果的に学ぶ方法や、Macユーザーが活用できるツールについての情報をお届けすることで、皆さんが自信を持って資格取得に向けて歩み始められるよう、サポートしていきます。

さあ、MacでMOS資格を目指す道のりについて、一緒に探求していきましょう！

MOSはMacで勉強しても取得できる？

MOSはMicrosoft Office Specialistを略した資格で、文字通り、マイクロソフトのオフィスソフトを自由に使いこなせることの証明となる資格です。

マイクロソフトのソフトは主にWindows用にリリースされていますが、Mac用も販売されているため、そちらを使いこなせれば特に問題はありません。

Macでこの資格のための勉強は、実際にWord 2019 for MacなどのMac専用のマイクロソフトオフィスのソフトを使うのが一番です。

バージョンが一緒であれば、Windows版とできることや使い使い勝手はほとんど一緒なので、そちらでの勉強で十分に狙っているMOSを取得できるでしょう。

MacではOfficeのMac版を持っていないとMOSの勉強ができない？

MacユーザーがMOSを取得するには、Mac用にリリースされている該当のオフィスソフトを実際に使って勉強するのが一番です。

ですが、そちらを所持していなくても、Windows版で勉強することも可能です。

複数台にインストールするためのライセンスの問題などはさておき、Macでは仮想Windows環境を構築することができます。

有名な仮想化ソフトは

• Parallels Desktop(パラレルス デスクトップ)
• VirtualBox(バーチャルボックス)
• VMware Fusion Player(ヴイエムウェア フュージョン プレーヤー)
• Boot Camp(ブートキャンプ)

あたりですね。

Mac上で仮想Windows環境を構築できるのであれば、Windows版のオフィスソフトがそのまま動作するので、MOSの取得のためにMac版を購入する必要はありません。

実際にMac上の仮想Windows環境でOfficeを動かしてMacでMOSを取得した人も多く居ます。

仮想化ソフトは

• MacBook Pro
• MacBook Air
• iMac
• Mac mini
• Mac Pro

などに対応していますが、OSのバージョンやスペックによっては動作しないこともあるので、仮想化ソフト、特に有料の仮想化ソフトを購入する場合は事前に確認してからにしましょう。

Macで勉強してまでMOSを取得してどんな意味がある？

Macにもオフィス用のソフトウェアとして、マイクロソフトのOfficeのようなソフトウェアは当然リリースされています。

例えば、ワードに相当するLibre OfficeWriter、エクセルはApple純正のNumbersがその代わりになります。

※Apple純正のオフィスソフトとマイクロソフトオフィスの対比は以下の通りとなっています。

• エクセル→Numbers
• ワード→Pages
• パワーポイント→Keynote

Macユーザーであれば、普段はそれらをメインで使っている人も多いので、わざわざこれから勉強してまでMOSを取得することもないと考える場合もあるでしょう。

ですが、ビジネスで使うとなると、圧倒的にマイクロソフトがシェアを占めていることから、就職や転職、スキルアップのために勉強してMOSを取得するMacユーザーも少なくありません。

iPhoneの人気に伴いMacユーザーが増えているとは言え、今でも会社で使われているPCは圧倒的にWindowsです。

MacでMOSのための勉強をする際の注意点は？

MacとWindowsの操作性における一番の違いと言えるのは、マウスのボタンの数です。

Windowsでは左右の2つが基本ですが、Macには基本的に1つしかありません。

2つ以上ボタンのあるマウスを使うこともできますが、1つで慣れている人がMOSのための勉強をするとなると、もう1つのボタンに相当する機能をマウス以外で実現して使わないといけません。

それではとても効率が悪いので、MOSの勉強を行うならその時だけでも2つボタンのマウスを使うべきです。

Macで2つボタンのマウスを使うのは違和感があるかも知れませんが、Appleからも2ボタンマウスが発売されているので、MOSの取得を目指すなら1つ購入して実際に使ってみることをおすすめします。

MOSの試験はMacでは受験できない？

MOSの勉強はMacでもできることが分かりましたが、実はMOSの試験はMacでは受験できません。

Macでは受験できないというのは、Mac上で動作するOffice製品を使用しての MOS試験が行われていないということです。

MOS試験はMacには対応していないので、Windowsでの受験のみです。

Macにエクセル、ワード、パワーポイントをインストールできることはできますが、どうしてもWindowsとは違いがあるのでMOS対策として勉強をするには完璧とは言えません。

Macでの勉強が心配であればやはりWindowsの仮想環境を構築することをおすすめします。

Windowsの仮想環境を構築するのに一番手軽なのはApple純正のBootcampですが、Windowsの仮想環境とはいえ、キーボード配置はWindowsと違いますし、マウスは左クリックだけでなく右クリックを使うことがあるので、MOS試験を受ける前までにキーボードやマウスの操作には慣れておく必要があります。
※BootcampはM1チップのMacでは動作しないので注意が必要です。

また、対策テキストや問題集に付属している模擬試験CD-ROMがWindowsしか対応していないことがほとんどなので、それだけでもWindowsの仮想環境で勉強することにはメリットがあります。

模擬試験は本番試験に類似した問題が収録されているので、模擬試験を繰り返すことで合格率がアップします。

Windows環境を作るための条件を満たしていないMacの場合は、Mac版のOfficeをインストールする方法で勉強することになります。

Office 2019、2021は永続ライセンスのため一度購入してしまえばそれ以降は料金がかかることはありません。

永続ライセンスは高い、ということであれば、サブスクのMicrosoft 365もあります。

Microsoft 365は常に最新状態のエクセル、ワードが使えて、支払方法は月払い、年払いを選択することができます。

しかも、初めの1ヶ月は無料で利用可能なので、MOSの勉強期間だけ利用したい人はサブスクのMicrosoft 365がおすすめです。

Macでの勉強が不安な場合

Macしか持っていない場合で、仮想環境の構築が難しい場合は、Windows搭載の安いパソコンを買うのもおすすめですが、それ以外のおすすめの勉強方法としてパソコン教室に通うのも1つの方法です。

また、Windowsパソコンを持っている人だとしても、パソコンの操作自体に不安があるのであれば、パソコン教室に通うことをおすすめします。

パソコン教室であればエクセル、ワードなどはもちろんのことPC自体の操作で分からないことがあっても、講師にすぐに聞くことができるので、スムーズに学習を進めることができます。

そして、パソコン教室にはMOS対策コースもあるので、最短でMOS合格レベルまで学習が可能です。

ちなみにMOS試験は

• 全国一斉試験
• 随時試験

の2種類あります。

随時試験は町のパソコン教室が試験会場になるので、試験会場となるパソコン教室に通っておけば、そのパソコン教室でMOSの受験ができることになります。

知らない場所で試験を受けるより、普段から通っているパソコン教室であれば、実力を発揮しやすくなるので合格率もあがります。

なお、独学で単純にテキストを見て進めるというのはかなりハードルが高いので、不合格になるケースが多いです。

間違った学習方法だとせっかくの勉強が台無しになってしまいますので、以下のような学習方法を行なうのが最適です。

1. テキストの問題を答えを見ながら実践（手順を見ながら行うのがポイント）
2. テキストの問題を答えを見ずに3回繰り返す
3. 模擬テスト
4. 2～3を繰り返す（90%の正解率を40分以内でできるまで）

40分以内に90%の正解率が出せれば本番の試験で時間切れになる心配はありません。

近所にパソコン教室がない場合は、通信講座でMOSの試験対策ができます。

通信講座であれば自宅で勉強できるので、仕事が忙しくて時間がない人や主婦の方にもおすすめです。

まとめ

MacユーザーでもMOS資格を取得する道は開かれています。

この記事では、Mac上での学習手順や効果的なオンラインリソース、独学で成功するためのヒントを提供しました。

自分のペースで学び、スキルを向上させるための道筋を示したことで、皆さんが自信を持って資格取得に向けて歩み始められるようサポートしました。

Mac環境を最大限に活用し、MOS資格取得の成功を手にしてください。

この記事が皆さんの学習の助けとなり、明るい未来につながるスキル習得の一助になれば幸いです。さあ、MOS資格への道のりを楽しんで歩んでいきましょう！