MOS Word 365は、Wordの基本的な操作スキルを証明できる資格です。
事務職への転職や就職活動でアピールしやすく、Excelとセットで取得を目指す人も多い科目です。
この記事では、MOS Word 365(一般レベル)の試験概要、出題範囲、難易度、効率的な勉強法をまとめて解説します。
なお、MOSの全国一斉試験は2026年12月で終了することが公式に案内されているため、受験方法の変化もあわせて確認しておきましょう。
MOS Word 365(一般)の試験概要
まずは公式サイトで公開されている試験の基本情報を確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験の形態 | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
| 試験時間 | 50分 |
| 受験料(一般) | 12,980円(税込) |
| 受験料(学割) | 9,680円(税込) |
| 受験資格 | 年齢・国籍を問わず誰でも受験可能 |
| 試験環境 | Windows 11 Pro、Microsoft 365 |
試験はすべて実技で、筆記試験はありません。
試験会場のパソコンで実際にWordを操作し、指示どおりの操作ができているかどうかで採点されます。
Mac版Officeの試験は実施されていないため、普段Macを使っている人はWindows環境での操作に慣れておく必要があります。
学割価格で受験する場合は、受験当日に学生証の持参が必要です。
試験形式はマルチプロジェクト
MOS 365は、MOS 2019と同じマルチプロジェクト形式で出題されます。
試験は5個から10個程度の小さなプロジェクトで構成され、1つのプロジェクトには1問から7問程度の小問が含まれます。
各プロジェクトはそれぞれ独立しているため、前のプロジェクトの操作ミスが次のプロジェクトの採点に影響することはありません。
わからない問題があっても立ち止まらず、先に進んで後から見直すのが時間配分のコツです。
出題範囲
Word 365(一般)の出題範囲は、大きく6つの分野に分かれています。
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 文書の管理 | 文書内の移動、書式設定、保存と共有、文書の検査 |
| 文字、段落、セクションの挿入と書式設定 | 文字列の挿入、文字や段落の書式設定、セクションの設定 |
| 表やリストの管理 | 表の作成と変更、リストの作成と変更 |
| 参考資料の作成と管理 | 脚注と文末脚注、目次の作成と管理 |
| グラフィック要素の挿入と書式設定 | 図やテキストボックスの挿入と書式設定 |
| 文書の共同作業の管理 | コメントの追加と管理、変更履歴の管理 |
普段Wordを使っている人でも、脚注や目次、変更履歴、セクション区切りなどは使った経験が少ないことが多い分野です。
こうした「普段使わない機能」がそのまま合否を分けるポイントになります。
難易度はどれくらい?
MOS公式サイトでは合格率は公開されていません。
一般レベルは、日常的にWordで文書を作成している人であれば、対策教材で操作手順を一通り練習することで合格を目指しやすい試験です。
一方で、パソコン操作に慣れていない人は、リボンのどこに機能があるかを探すだけで時間を使ってしまうため、学習期間を長めに確保しましょう。
Excelと比べると関数のような論理的な要素が少ないため、MOSの最初の1科目としてWordを選ぶのもおすすめです。
合格するための勉強法
1. 対策テキストを1冊決めて繰り返す
MOSの対策は、市販の対策テキストと模擬試験プログラムを使うのが基本です。
複数の教材に手を出すより、1冊を繰り返して操作を体に覚えさせる方が効率的です。
2. 模擬試験で時間配分に慣れる
50分という試験時間は、操作に迷うとあっという間に過ぎてしまいます。
模擬試験を本番と同じ条件で何度か解き、時間内にすべてのプロジェクトを終えられるか確認しましょう。
3. 苦手分野を出題範囲表で潰す
模擬試験の結果から、正答率の低い分野を洗い出します。
脚注、目次、変更履歴、セクションなどの機能は、実際に手を動かして操作手順を確認するのが一番の近道です。
全国一斉試験の終了と今後の受け方
MOSの全国一斉試験は、2026年12月で終了することが公式サイトで告知されています。
これから受験する人は、全国の試験会場で実施されている随時試験で受験するのが基本になります。
随時試験は会場ごとに日程が異なるため、公式サイトの会場検索で通いやすい会場と空き日程を早めに確認しておきましょう。
よくある質問
Q. Word 365とWord 2019はどちらを受験すべきですか?
A. 普段Microsoft 365のWordを使っているなら、Word 365を選ぶのが自然です。
MOS 365のAssociate認定では、MOS 2019の科目も認定基準に含まれるため、すでに2019を持っている人も無駄にはなりません。
Q. 不合格だった場合、すぐに再受験できますか?
A. 同じ科目を2回目に受験する場合は前回から24時間、3回目以降は48時間空ける必要があります。
再受験のルールに違反すると認定取り消しなどの対象になる可能性があるため、日程を組むときは注意しましょう。
Q. Word 365のエキスパート(上級)はありますか?
A. あります。
一般レベルに合格したあと、より高度な文書管理や文書作成機能のスキルを証明したい人はエキスパートにも挑戦してみましょう。
